近年のiPhoneは上位Proモデルと、下位の無印モデルに展開が分かれています。
もちろんProモデルの方が高性能ですが、価格も高くなっています。
iPhoneを購入するにあたってProモデルが、本当に必要なのか悩むところですよね。
この記事では、iPhoneでProモデルは必要なのか、必要じゃないのかを検討していきたいと思います。
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ほとんどの人はiPhoneでProモデルじゃなくていいかも
結論から言ってしまうと、ほとんどの人はiPhoneでProモデルじゃなくていいかもしれません。
前提として、Proモデルは高性能すぎて多くの人にはオーバースペックです。
使いこなせない機能も多いでしょう。
そもそも価格も高額で、今やProモデルは安くても15万円以上の出費を覚悟する必要があります。
Proの大容量ストレージモデルに関しては、20万円を大きく超え、キャリアによっては30万円以上するモデルすらあります。
高額なお金を払ってオーバースペックな端末を買うのは、かなり無駄な部分も多いということ。
多くの人にとっては、ほどほどの価格で最低限のスペックと機能を網羅したベーシックな無印iPhoneがベストな選択肢となるでしょう。
iPhoneのProモデルは必要ない理由
それでは、iPhoneのProモデルは必要ない理由として主なものをまとめていきます。
iPhoneのProモデルは必要ない理由はには、下記のものがあります。
・高すぎる
・過剰なスペック
・無駄な機能が多い
・無印モデルの方が軽くて使いやすい
・デザインの違いももケースをしてしまえば分からない
iPhoneのProモデルは高すぎる
iPhoneのProモデルは必要ない理由のまず最も大きなものとして、Proモデルは高すぎます。
2023年新型のiPhone 15 Proに関しては、最低価格でも15万円を超える値付けとなっています。
発売時のAppleストアでの価格をまとめると以下のようになります。
(表示価格は税込表示です。)
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
128GB | 124,800円 | 139,800円 | 159,800円 | - |
256GB | 139,800円 | 154,800円 | 174,800円 | 189,800円 |
512GB | 169,800円 | 184,800円 | 204,800円 | 219,800円 |
1TB | - | - | 234,800円 | 249,800円 |
*見切れている場合は、横にスライドして価格を確認することができます。
iPhone 15 Pro最低ストレージの128GBでも159,800円からで、1TBは234,800円です。
iPhone 15 Pro Maxを買おうと思うと、最低でも256GBの189,800円からとなっており、1TBはだと約25万円という値付けです。
いくらなんでも高すぎますよね。
下位モデルに関しては、iPhone 15の標準的な128GBや256GBを選んでおけば、15万円以内に治るのでお財布に非常に優しいです。
ただでさえ、iPhoneはコスパ悪いので、ほとんどの人は無理して高額なProモデルを購入するよりも、リーズナブルな下位モデルを買うと良いでしょう。
過剰なスペック
iPhoneのProモデルのスペックは過剰な部分があります。
iPhone 15シリーズのスペックは下記のようになっています。
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ | 6.7インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
ディスプレイ品質 | Super Retina XDR(有機EL) 2,556 x 1,179ピクセル Dynamic Island | Super Retina XDR(有機EL) 2,796 x 1,290ピクセル Dynamic Island | Super Retina XDR(有機EL) 2,532 x 1,170ピクセル Dynamic Island ProMotion(120Hz) | Super Retina XDR(有機EL) 2,778 x 1,284ピクセル Dynamic Island ProMotion(120Hz) |
プロセッサ | A16 Bionic | A16 Bionic | A17 Pro | A17 Pro |
メモリ(RAM) | 6GB | 6GB | 8GB | 8GB |
ストレージ(ROM) | 128GB/256GB/512GB | 128GB/256GB/512GB | 128GB/256GB/512GB/1TB | 256GB/512GB/1TB |
アウトカメラ | デュアルカメラ 広角:4800万画素/F値1.6 超広角:1200万画素/F値2.4 (クアッドピクセルセンサー活用で1200万画素/F値1.6の2倍望遠が可能) | デュアルカメラ 広角:4800万画素/F値1.6 超広角:1200万画素/F値2.4 (クアッドピクセルセンサー活用で1200万画素/F値1.6の2倍望遠が可能) | トリプルカメラ メイン:4800万画素/F値1.78 超広角:1200万画素/F値2.2 3倍望遠:1200万画素/F値2.8 LiDARスキャナ (クアッドピクセルセンサー活用で1200万画素/F値1.78の2倍望遠が可能) | トリプルカメラ メイン:4800万画素/F値1.78 超広角:1200万画素/F値2.2 5倍望遠:1200万画素/F値2.8 LiDARスキャナ (クアッドピクセルセンサー活用で1200万画素/F値1.78の2倍望遠が可能) |
インカメラ | 1200万画素/F値1.9 | 1200万画素/F値1.9 | 1200万画素/F値1.9 | 1200万画素/F値1.9 |
生体認証 | Face ID(顔認証) | Face ID(顔認証) | Face ID(顔認証) | Face ID(顔認証) |
サイズ | 147.6 × 71.6 × 7.80 mm | 160.9 × 77.8 × 7.80 mm | 146.6 × 70.6 × 8.25 mm | 159.9 × 76.7 × 8.25 mm |
重さ | 171 g | 201 g | 187 g | 221 g |
筐体素材 | アルミニウム | アルミニウム | チタニウム | チタニウム |
カラー | 全5色 | 全5色 | 全4色 | 全4色 |
画面のサイズなどは共通しているのですが、Proモデルはスタンダードモデルのスペックをさらに強化したものになっています。
しかし、ほとんどの人にはオーバースペックとなっています。
プロセッサは、iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxのみ最新のA17 Proを搭載し、バリバリの最強処理性能となっています。
ただ、iPhone 15/iPhone 15 PlusもA16 Bionicを搭載し、iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Maxと遜色ないかなりの高性能となっています。
プロセッサの1世代の違いは、相当高負荷な状況にならないと実感できないでしょう。
日常使いなどではほとんど動作は変わらず、無印モデルでも十分に使うことが可能です。
無理してProモデルを買うほどの違いはありません。
【関連】→ iPhone 15 iPhone 15 Pro 違い比較
無駄な機能が多い
無駄な機能が多いというのもProを無理して買う必要がない理由です。
無駄な機能というと下記のようなものになります。
・望遠カメラ
・LiDARスキャナ
・常時表示ディスプレイ
iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxは望遠カメラを搭載し、それぞれ光学3倍・5倍のズームに対応しています。
しかし、iPhone 15/iPhone 15 Plusもクアッドピクセルセンサー活用で2倍望遠を高画質で撮影できるので、ほとんどの人はそれで十分に感じるでしょう。
iPhoneのProモデルの望遠レンズは、F値も低く(明るくなく)画質が落ちる傾向なので使わないことも多いです。
また、ProモデルにはLiDARスキャナというレーザーの反射を利用して物体までの距離や大きさを測定する高機能なセンサーを搭載していますが、これが本当に無駄です。
ほとんど使う場面がないので、LiDARスキャナのような無駄な機能のついていない下位モデルの方が安くて魅力的です。
常時表示ディスプレイにしても、それほど有り難みもなく、なくても困らない機能になります。
無印モデルの方が軽くて使いやすい
基本的にProモデルより無印モデルの方が軽くて携帯性が良く使いやすいです。
モデル名 | ディスプレイサイズ | 長さ | 横幅 | 厚み | 重さ |
iPhone 15 | 6.1インチ | 147.6 mm | 71.6 mm | 7.80 mm | 171 g |
iPhone 15 Plus | 6.7インチ | 160.9 mm | 77.8 mm | 7.80 mm | 201 g |
iPhone 15 Pro | 6.1インチ | 146.6 mm | 70.6 mm | 8.25 mm | 187 g |
iPhone 15 Pro Max | 6.7インチ | 159.9 mm | 76.7 mm | 8.25 mm | 221 g |
iPhone 15 ProよりもiPhone 15の方が16g軽く、iPhone 15 Pro MaxよりiPhone 15 Plusの方が20g軽いです。
この重さの差は大きく、ベーシックな無印モデルの方が取り回しが良く感じるでしょう。
わざわざ高額なProモデルを買って重くて失敗したという人もたくさんいます。
特にデカくて重いPro Maxの購入はよく考えた方がいいです。
【関連】→ 歴代iPhone サイズ 重さ
【関連】→ iPhone 15 サイズ 重さ
デザインの違いももケースをしてしまえば分からない
iPhoneはProモデルの方が、カラーやデザインがカッコよく感じられます。
ただ、ほとんどの人は保護ケースをつけますし、ケースを装着してしまえばデザインの違いはほとんど分かりません。
例えば、iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxはチタニウム素材のフレームを採用し、背面も磨りガラス状で高級感があります。
しかし、ケースを付けてしまうとカメラユニット部分くらいしか露出しないので、チタニウムの質感などは全く楽しむことができません。
デザインのために無理してProモデルを買う必要はほとんどないと言えます。
無印iPhone(下位モデル)を買うべし
iPhoneのProモデルは必要ない理由を見てきましたが、余程こだわりの強い人以外はほぼ無印iPhone(下位モデル)を買っておけば間違いないです。
今から買うなら下記のモデルが良いでしょう
・iPhone 15/iPhone 15 Plus
・iPhone 14/iPhone 14 Plus
・iPhone 13/iPhone 13 mini
下位モデルを買うにしてもある程度は新しめのモデルを買う方が満足度は高いでしょう。
iPhone 15/iPhone 15 Plusは2023年新型でUSB-C搭載に4800万画素カメラ搭載で、下位モデルながら充実したスペックです。
iPhone 14/iPhone 14 Plusは型落ちでも十分に高性能で、安く買えるチャンスも増えているかと思うので狙い目です。
iPhone 13/iPhone 13 miniも格安SIMなどで安く買える機会もあり、小型サイズのiPhoneが欲しいならiPhone 13 miniは満足度の高い選択肢となるでしょう。
iPhoneでProモデルは必要か|まとめ
iPhoneでProモデルは必要かについて考察してきました。
内容をおさらいすると以下のようになります。
Proモデルは必要ない
☆ほとんどの人はiPhoneでProモデルじゃなくていい
【iPhoneのProモデルは必要ない理由】
・高すぎる
・過剰なスペック
・無駄な機能が多い
・無印モデルの方が軽くて使いやすい
・デザインの違いももケースをしてしまえば分からない
→iPhone 15/iPhone 15 Plus・iPhone 14/iPhone 14 Plusなどがおすすめ
Proモデルはかなり高額ですし、オーバースペックとなっています。
自分の使い方に本当にiPhoneでProモデルが必要なのかはよく考えた方が良いです。
ほとんどの人は、iPhoneでProモデルじゃなくてOKです。
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