今回はauの新料金プランpovo(ポヴォ)のキャリアメール(auメール)対応についてまとめました。
実はpovo(ポヴォ)はキャリアメール(auメール)が使えないと公式に発表されているんです。。
20GB 2,728円の新プラン
povo対応機種へ機種変更はauオンラインショップで
20GB 2,728円の料金が魅力的なpovoですが、povo公式サイトでは機種の販売がなく、自分で対応機種を調達する必要があります。
基本的にauのiPhone/Androidスマートフォンはpovoの対応機種なので、利用したい機種があれば、まずauオンラインショップでの機種変更も検討してみてください。
auオンラインショップではiPhone 12シリーズやGalaxy S20シリーズなど、最新モデルが多数お得な価格で販売されています。
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povo(ポヴォ)はキャリアメール(auメール)が使えない
残念ながら、新料金プランpovo(ポヴォ)ではキャリアメール(auメール)が使えません。
キャリアメール(auメール)とは、「@au.com/@ezweb.ne.jp」というアドレスのメールになります。
徐々にキャリアメールを利用する人は減っているようですが、普段からキャリアメール(auメール)を利用している人は不便を感じるかもしれませんね。
povo(ポヴォ)はオンライン専用プランとして非常にリーズナブルな料金設定になっていますが、キャリアメール(auメール)が使えないなど、auの従来プランでは対応していたサービスが利用できないということがあるので要注意です。
povo(ポヴォ)は店頭での契約・サポートもありませんし、どちらかというとサブブランド的な立ち位置のプランと言えます。
どうしてもキャリアメールを利用したいなら、auの従来プランを検討するのがよいかもしれませんね。
キャリアメール(auメール)はトッピングでも追加なし?
povo(ポヴォ)はトッピングという新しい機能が売りになっています。
ユーザーの利用スタイルに応じて必要なサービスをトッピング形式でWEB手続きで追加できます。
第1弾の追加トッピングとして下記のようなサービスが提供され、その他のサービスも今後追加されていく予定です。
・データ使い放題 24時間
・5分以内通話かけ放題
・通話かけ放題
残念ながらキャリアメール(auメール)は追加トッピングとしてラインナップされていません。
今後ユーザーからpovo(ポヴォ)のキャリアメール(auメール)対応を要望する声が多ければ追加される可能性もないわけではないですが、今のところKDDIのpovoに関するニュースリリースでも「キャリアメールには対応していません。」と発表されています。
個人的にはトッピングでもキャリアメール(auメール)の追加はなしなのではないかと予想しています。
新しい料金プランにキャリアメールを組み込むのはコストがかかる
povo(ポヴォ)がキャリアメール(auメール)に対応していない原因としては、キャリアメールを組み込むのにコストがかかることが挙げられます。
povo(ポヴォ)はauショップ店頭での取り扱いがないなど、とにかくコストカットしてリーズナブルな料金を実現しているので、キャリアメールを採用するのはコスト的に厳しいのでしょう。
他キャリアのpovo(ポヴォ)相当のプランであるドコモのahamo(アハモ)やソフトバンクのLINEMO(ラインモ )もキャリアメールは利用できません。
特にahamo(アハモ)に関しては、NTTドコモの井伊社長が一部メディアによるグループインタビューにて、「キャリアメールは無駄な機能でコストがかかる」というのがドコモ社内の認識でahamo(アハモ)がキャリアメールを使えない仕様に至った経緯を説明しています。
povo(ポヴォ)もahamo(アハモ)と同じようにコストの観点から、キャリアメール対応は相当厳しいのでしょう。
20GB 2,728円の新プラン
povoに移行後もキャリアメールが使えるように:総務省が方針
(2021年2月26日に追加した情報)
povo(ポヴォ)でキャリアメールが使えない問題ですが、総務省により驚きの見解が示されました。
2021年2月26日に開催された「スイッチング円滑化タスクフォース(第5回)」のなかで、総務省はキャリアメールの持ち運びについて言及。
3月から提供開始の各キャリアの新料金プランpovo(ポヴォ)、ahamo(アハモ)、LINEMO(ラインモ)に乗り換えた後も、キャリアメールを利用できるようにするべきとの方針を示しました。
キャリアメールを提供しない新料金プランでも、キャリアメールを利用できるようにというのは、コストカットのためキャリアメールを廃止しようとしたキャリア側としては痛い問題かと思います。
なお、総務省は来年夏頃(2022年の夏頃)までにキャリアメールの持ち運びを実現することが適当ではないかと言及しています。
実質的にキャリア側に期限を設定して対応するようにと促していくようです。来年夏頃までという対応期間は、システム開発期間がMNO3社の平均で約1年となっていることを考慮して設定されています。
総務省によるかなり強引な展開なのですが、来年夏頃までにもしかしたらpovo(ポヴォ)でもキャリアメールの利用ができるようになるかもしれません。ただし、キャリアメール対応にあたって料金の値上げや他サービスの打ち切りによるコストカットも想定されるため、手放しで喜べるかというと微妙なところです。
povo(ポヴォ)はキャリアメールの利用率が低い若い世代をターゲットにしているため、総務省によるこうした圧力は料金プランのコンセプトや設計を歪めてしまう可能性があります。
「スイッチング円滑化タスクフォース(第5回)」については下記URLからチェックしてください。
→ https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/denkitsushin_shijo/02kiban03_04000663.html
なお、総務省によってpovo(ポヴォ)移行後もキャリアメールが利用ができるようにという方針が示されたものの、3月23日のサービス提供開始時点ではもちろんpovo(ポヴォ)でのキャリアメール利用は不可能です。
なので、当面はpovo(ポヴォ)でキャリアメールが使えない問題に対処する必要があります。
この記事で対処方法をしっかりチェックしてください。
povo(ポヴォ)でキャリアメール(auメール)が使えない問題の対処方法
ここからはpovo(ポヴォ)でキャリアメール(auメール)が使えない問題の対処方法をお伝えします。
キャリアメール(auメール)の代わりに下記の方法を連絡手段として利用することをおすすめします。
キャリアメールの代わりの手段
①SMSを利用する
②+メッセージを利用する
③Gmailなどフリーメールを利用する
④LINEを利用する
①SMSを利用する
SMS(ショートメッセージサービス)は、宛先に電話番号を指定して文字メッセージを送受信できるサービスです。
相手のメールアドレスが分からないときもメッセージを送信することができるのがメリットです。
au以外のキャリアへも送受信でき、遅れる文字数は最大で670文字です。
絵文字を送ることも可能です。
SMSは送信文字数によって、送信する際にお金がかかります。
送信文字数 | 1回あたりの料金(税抜) |
---|---|
1~70文字(半角英数字のみの場合1~160文字) | 3円 |
71~134文字(半角英数字のみの場合161~306文字) | 6円 |
135~201文字(半角英数字のみの場合307~459文字) | 9円 |
202~268文字(半角英数字のみの場合460~612文字) | 12円 |
269~335文字(半角英数字のみの場合613~765文字) | 15円 |
336~402文字(半角英数字のみの場合766~918文字) | 18円 |
403~469文字(半角英数字のみの場合919~1071文字) | 21円 |
470~536文字(半角英数字のみの場合1072~1224文字) | 24円 |
537~603文字(半角英数字のみの場合1225~1377文字) | 27円 |
604~670文字(半角英数字のみの場合1378~1530文字) | 30円 |
受信に関しては無料です。
相手の電話番号さえ教えてもらえれば、気軽にメッセージが遅れるのが、SMS(ショートメッセージサービス)のポイントです。
②+メッセージ(プラスメッセージ)を利用する
2021年3月12日にpovo(ポヴォ)の+メッセージ(プラスメッセージ)対応が正式に発表されました。
+メッセージ(プラスメッセージ)は2018年の登場したばかりのメッセージ送受信サービス。
KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクの大手キャリア3社によって開始されたメッセージアプリです。
位置付けとしてはSMS(ショートメッセージサービス)の進化版で、LINEの代替アプリとしての顔を持ちます。
+メッセージ(プラスメッセージ)はpovo(ポヴォ)契約後も使うことができます。
+メッセージは、電話番号を知っている相手に対して、テキストだけでなく、スタンプや写真なども送受信することができます。複数人でのグループメッセージのやりとりにも対応。
SMSと比較すると以下の通り、+メッセージは内容が強化されているのが分かります。(auの+メッセージ解説ページから引用)
SMS | +メッセージ | |
---|---|---|
連絡先一覧 | × | 〇 |
既読・未読機能 | × | 〇 |
海外ローミング時利用 | 〇 | 〇 |
ID検索・自動追加機能 | × | × |
テキスト・絵文字 (他社携帯電話宛) | 最大全角70文字 | 最大全角2,730文字 |
写真・動画 | × | 〇 |
専用スタンプ | × | 〇 |
グループメッセージ | × | 〇 |
音声メッセージ | × | 〇 |
地図情報 | × | 〇 |
携帯電話番号を知っているもの同士でやりとりできるという仕組みは同じものの、最大文字数は+メッセージだと2,730文字まで拡張されています。
100MBまでの写真動画データやファイル添付にも対応し、グループメッセージ機能にも対応。
LINEのように既読・未読確認もできます。
SMSは1通ごとに各キャリアで設定された金額がかかりますが、+メッセージはデータ通信量で料金が決定します。
+メッセージアプリは3大キャリアで共通の仕様となっており、アプリ内で従来のSMSと切り替えることができます。
また、やりとりする相手が+メッセージを利用していない場合は、自動的にSMSでやりとりする形となります。
③Gmailなどフリーメールを利用する
GmailやYahoo!メールなどフリーメールを利用するのも手です。
無料で作成できるので気軽に作れて、スマホやiPhoneのメールアカウントとして設定することで、スマホ用メールとして利用できます。
フリーメールでおすすめなのは下記のサービスです。
おすすめフリーメール
①Gmail
②Yahoo!メール
③Outlook
④AOLメール
⑤iCloud Mail
以上のサービスがメジャーなフリーメールサービスで、安心感がありおすすめです。
フリーメールは一つ作っておくと非常に便利ですが、フリーメールでキャリアメールのアドレスにメールを送る場合は要注意です。
受信側のキャリアメールを利用している人が、迷惑メール設定をしている場合、フリーメールを迷惑メールに振り分けてしまうことが稀にあるからです。
キャリアメールのアドレスしか持っていない人と重要な連絡を取る場合は、電話など他の手段を利用する方が無難かもしれません。
④LINEを利用する
多くの人が使っているコミュニケーションツールであるLINEは非常に有効な手段です。
今や使っていない人がいないくらいですし、年代的にも若者からお年寄りまでカバーしていると言えます。
正直、キャリアメール(auメール)よりも利便性高いかと思います。
連絡したい相手をIDや電話番号、QRコードなどいろいろな手段で友達に追加すれば、連絡取り放題です。
LINEの場合はメッセージが読まれると既読が付くので、ちゃんとメッセージが読まれたか分かるのも便利で、メッセージのやり取りをスムーズにしてくれます。
無料で音声通話できるのも大きなメリットですね。
20GB 2,728円の新プラン
povo(ポヴォ)でキャリアメール使えなくても問題なし。
povo(ポヴォ)でキャリアメール(auメール)が使えなくても、実は大した問題じゃありません。
紹介してきたように最近では代わりの連絡手段となるメールサービスがたくさんあります。
特にGmailやYahoo!メールなどフリーメールとLINEを併用するのが便利でおすすめです。
この2つのコミュニケーションツールさえ押さえておけば、キャリアメール非対応のpovo(ポヴォ)でも快適なスマホライフが遅れることは間違いありません。
それでもキャリアメールを使いたい場合は、au本体プランを検討
povo(ポヴォ)でキャリアメール(auメール)が使えなくても問題ないことを紹介しましたが、それでもキャリアメールを使いたい場合はau本体プランを検討したほうがよいでしょう。
povo(ポヴォ)はサポート面を徹底的にコストカットした結果誕生した新プランなので今後もキャリアメール(auメール)の採用はなかなか実現しないかもしれません。
また、ターゲット的にもキャリアメール(auメール)をあまり使用しない若者世代を対象としています。
なので、どうしてもキャリアメール(auメール)が利用したい場合はau本体プランを契約したほうがよいでしょう。
au本体プランならauが提供するサービスが全て受けられ、もちろんキャリアメール(auメール)も利用可能です。
また、KDDI系列のサブブランドであるUQ mobile(UQモバイル)もキャリアメール提供しています。
UQ mobile(UQモバイル)のキャリアメールは「@uqmobile.jp」というものであまり馴染みのないアドレスですが、月額料金:220円(税込)で利用できます。
キャリアメール(auメール)を利用したいなら、au本体プランまたはUQ mobile(UQモバイル)をチェックすると良いでしょう。
キャリアメール | povo(ポヴォ) | au本体プラン | UQ mobile(UQモバイル) |
月額使用料金 | キャリアメールは利用不可 | 無料 | 220円(税込) |
申し込み | 不要(初回ログイン時に利用登録が必要) | 必要 |
20GB 2,728円の新プラン
povo(ポヴォ)はキャリアメール使えない問題と対処方法まとめ
ここまで「povo(ポヴォ)はキャリアメール(auメール)が使えない。トッピングでも追加なし?対処方法まとめ。」を書いてきました。
povo(ポヴォ)のキャリアメールが使えない問題は不便な印象を持ってしまいますが、実はそんなことなくフリーメールやLINEを代替手段として利用することで快適に利用することができます。
また、povo(ポヴォ)のターゲット層的には、ほとんどキャリアメールを重視していない人が多数かと思います。
povo(ポヴォ)との契約を機に、脱キャリアメール(auメール)してしまうのも良いのではないでしょうか。
20GB 2,728円の新プラン