どうも、イギー(@iggy3_tokyo)です。
今回は話題のPowerbeats Proを入手しましたのでレビューしたいと思います。
Apple(アップル)傘下のbeats(ビーツ)によるカナル型の完全ワイヤレスイヤホン。
満を持して日本でも発売となりました。
Air Pods(第2世代)同様にApple H1チップを搭載し、音質も良いと非常に前評判が高い商品です。

それでは「Powerbeats Pro レビュー:大注目のカナル型ワイヤレスイヤホン【Apple H1チップ搭載】」を書いていきます。
お得な機種変更情報
Powerbeats Proの特徴
まずはじめにPowerbeats Proの特徴をまとめておきます。
AirPods(第2世代)
- カナル型の完全ワイヤレスイヤホン
- イヤーフック付きで安定したつけ心地
- Apple H1チップで搭載でデバイスとの接続がスムーズ
- AirPodsよりもダイナミックで没入感のあるサウンド
- 「Hey Siri」と話しかけるだけでSiriを使える
- 耳元のボタンで再生/停止、音量調整などが可能
- イヤホンだけで最長9時間再生のバッテリー持ちの良さ
- 耐汗・防沫性あり
- 価格は24,800円 (税別)
- ブラックだけ先行で発売。他の色は8月以降
主な特徴としては以上になります。細かい点は、レビューの中で触れていきます。
Powerbeats Proをアップルストアで見る
Amazon、楽天、ヤフーショッピングにもあります
購入場所
僕は今回はアップルストア(Apple Store)の某店舗で購入しました。(どこの店舗かは伏せておきます。)
実は、予約開始日の早い時間に家電量販店のnojimaで予約を済ませたのですが、発売日の1日前に初回入荷分の在庫を確保できないとの連絡をいただきました…
次回入荷は未定で僕の元に届くのはいつになるかわからないとのこと…
まじか楽しみにしてたのに…(ちなみにnojimaで予約したのはd払いでdポイント20%還元キャンペーン狙いでした。)
発売日当日にアップルストアでピックアップ!
ということで、急遽予定を変更。
ピックアップ分の在庫が放出されるのではないかと発売日当日(2019年7月19日)の朝8時ごろアップルオンラインストアのPowerbeats Pro購入ページをチェック。
そして、狙い通りに当日受け取り分の在庫が表示されていました。
もちろん速攻で購入手続きを済ませてピックアップ予約を完了させました。(nojimaの予約分はキャンセルしました。)
そして、某アップルストアで無事Powerbeats Proをゲットいたしました。
店員さんが商品を持って来て、まず第一印象としては箱がデカい。
とにかく箱がデカいということです。

持って帰るのがダルくなる大きさではあるので、これは配送してもらった方が親切ではありますね。
アップルストアでも初回入荷の数はかなり少なかったらしい
前評判の高い商品の発売日ということで受け取りの並びができているのも覚悟していたのですが、夕方くらいに行って全く並ばずにすんなり受け取ることができました。
店員さんに聞いてみたのですが、そもそもアップルストアでも初回入荷の数はかなり少なかったらしいです。
そりゃあ家電量販店に入ってくる数も少ないわけですよね。Amazonとかも少ないみたいですし…

beats製品らしいカッコいいパッケージ
デカいと文句を言っていたパッケージですが、なかなかかっこいいです。
真っ白なApple(アップル)のAirPodsとは対象的に真っ黒なPowerbeats Proのパッケージ。
迫力があって、いかにもAirPodsより重たい音を出すぜって主張しているようです。
外箱を外すとbeatsマークの入った内箱が登場。
外箱はつるっとした素材感なのですが、内箱はやや粗野な味のある表情です。
ぱかっと蓋(ふた)を開けるとPowerbeats Proの充電ケースがどーんとお出まし。

ちょっとした宝石箱くらいな大きさ。
マットなブラックカラーとbeats(ビーツ)ロゴがカッコいい!
充電ケースの収納されている台の下には、付属品が入っています。
同梱物は換えのイヤーチップ(3サイズ)、Lightning - USB-A充電ケーブル、クイックスタートガイドと保証書です。
Powerbeats Proのイヤホンにデフォルトで装着されているイヤーチップも合わせると4つのサイズのイヤーチップが付いているのが嬉しいですね。
AirPodsと違ってフィット感の調整が容易にできます。

Powerbeats Pro(充電ケース)
こちらがPowerbeats Proの充電ケース。
うん、やっぱりデカい。
AirPodsの充電ケースを隣に置くとサイズ感が分かりやすいかと思います。
AirPodsの倍どころではない大きさ。

充電ケースの質感は上質
光沢感のあるAirPodsのケースと異なって、陶器のようなマットな質感がかっこいい。
プラスチックでも安っぽさがなくていい感じです。
このケース触り心地もなかなか良いですよ。
充電はLightning(ライトニング)で!
ヒンジ部分だけ素材が変わっています。(金属製?)
ヒンジの下にはLightning(ライトニング)ポートが搭載されています。
ここにケーブルを挿して充電を行います。
美しさを感じるイヤホンの収納
蓋(ふた)を開閉しやすいように、AirPodsと同じ凹加工がされています。
それでは開けていきましょう!

うおー、なんかめちゃくちゃカッコいいです。
カッコいいものが飛び出して来ました!
Powerbeats Proのイヤホンの収まり方は美しいですね。
他メーカーのワイヤレスイヤホンのようになんとなく収納してあるのではなくて、ちゃんと見た時に美を感じるようにデザインされている気がします。
蓋(ふた)を開けるケース外側のLEDインジケーターランプが光ります。
白く光っている状態で、iPhoneやMac、Androidスマホなどとペアリングが可能となります。
ちなみにLEDインジケーターランプの上部にシステムボタンもあります。(写真だと見にくいですが…)
システムボタンはiPhoneなどiOS端末以外のデバイスをペアリングするのに使用します。
イヤホンを取り出すと分かるのですが、独特な形状のイヤホンを収納するためにケース内部も独特な形状になっています。
イヤホンは左右に2つずつある小さな突起状のマグネットで固定しています。
適度な磁力でしっかり固定してくれるので、持ち運び中にイヤホンがケースの中で動いてしまうようなことはありません。
Powerbeats Proをアップルストアで見る
Amazon、楽天、ヤフーショッピングにもあります
Powerbeats Pro(イヤホン)
Powerbeats Proはフック付きのカナル型イヤホンです。(耳に深く挿入するタイプのイヤホン)
良い意味で平凡なデザインのAirPodsと違って、よりスタイリッシュで尖ったデザインになっています。
AirPodsの弱点を克服したモデル
フックがある分、AirPodsより安定感もありますし、カナル型なのでより没入感のあるサウンドを楽しむことができます。
AirPodの弱点を克服したモデルとも言えそうですね。
なんと言ってもデザインがかっこいいですね。
AirPodsは「耳からうどん」と言われていたように正直ダサい印象もありました。
ですが、Powerbeats Proは大人っぽいデザインで非常にかっこいい。
アジア系の人が装着しても様になりやすいかと思います。
フィット感の調整も簡単
AirPodsはフィット感の調整が難しく、イヤホンの形状に耳の形や大きさが合うかで明暗が分かれるイヤホンでした。
ですが、Powerbeats Proならフィット感の調整も簡単です。
スピーカー部分にイヤーチップを装着して使うタイプなので、自分に合ったサイズ感のイヤーチップを使えばいいわけです。
Powerbeats Proにはデフォルトで4つのサイズのイヤーチップが付属していますし、Amazonなどで販売されているサードパーティー製のイヤーチップももちろん利用することができます。
容易にサイズ調整をして抜群のフィット感を得ることが可能です。

再生・曲送り・音量調整も耳元でできる
イヤホン左右それぞれの側面に付いている「b」ボタンを操作することで再生・停止・曲送り・曲戻しなどができます。
左右の「b」ボタンどちらでも同じ操作が行えるので、右利きの人でも左利きの人でも使いやすくなっています。
「b」ボタンでできること
- 1回クリック→再生/停止、着信
- 2回クリック→曲送り
- 3回クリック→今日戻し
- 長押し→Siriの立ち上げ、着信時に応答拒否
またイヤホン上部に音量調整ボタンが付いているので、iPhoneやスマホを取り出さなくても耳元でボリュームの調節が簡単にできます。
これは非常に便利です。
音量調整ボタンも左右イヤホンそれぞれに付いています。
Powerbeats Proは操作性に関しては言うことなしですね。
耳元であらゆる操作が完結できるので非常に快適です。
AirPodsだと音量調整はできなかったので、Powerbeats Proの方が使い勝手は良さそうです。
バッテリー持ちの良さは素晴らしい
イヤホン単体でのバッテリー持ちが非常に良いのには驚きました。
なんとPowerbeats Proはイヤホン本体のみで最大9時間の再生をすることができます。
AirPodsはイヤホンのみだと最大5時間だったので、実に2倍も長い再生時間を実現しています。
ケースと併用することで最大24時間以上も使えますし、高速充電(Fast Fuel)もできるので、バッテリー性能はかなり優秀だと言えます。
Powerbeats Proをアップルストアで見る
Amazon、楽天、ヤフーショッピングにもあります
ペアリングはAirPods同様に超簡単
ペアリングもすぐにできます。
イヤホンが収納されたPowerbeats Pro充電ケースをiPhoneの隣に置くだけ。
iOS端末とそれ以外のガジェットではペアリングの仕方が少しだけ異なるので要注意です。
Powerbeats Proのペアリング
- iPhone、iPad、iPod Touch→ロックを解除した iOSデバイスから 5 cm 以内に 、イヤホンを収納したPowerbeats Pro を蓋を開いたまま近付けて、iOSデバイス状に表示される「接続」をタップ。
- Mac、Android、その他のデバイス→イヤホンを収納したPowerbeats Pro を蓋を開いたまま、LED が点滅し始めるまでシステムボタンを押し続ける。接続するデバイスでBluetooth メニューを開いて接続を設定。
Powerbeats ProはiOS端末に最適化されていて、簡単にペアリングすることができます。

音質はどうか?
最初耳に付けて音楽を聴いた時は、正直ピンとこなかったというのが本音だったりします。
個人的には勝手にもっとパワフルな立体感のある音というのを想像していたのですが、意外とAirPodsの延長線上にある音だと感じました。
Appleらしい素直な音作りとも言えるのですが、この手のカナル型イヤホンにしては音がやや平面的でのっぺりした印象。
もちろん完全にフラットな音像のAirPodsよりは立体感があるのですが、やはりまだまだ平面的。

AirPodsをカナル型にして、より臨場感・没入感を高めたサウンドというのが第一印象です。
その分、音楽を楽しむならやはりPowerbeats Proかな。
程よく力強いサウンドで聴き疲れしにくい
最初に耳に付けたときは、ちょっと好みのサウンドでなくて期待はずれかなと思ったのですが、聴く音楽によってはなかなか良い音かもと思えてきました。
低音が強めな分、EDMとかテクノとかクラブでかかってるミュージックとの相性はかなり良い気がします。

低音の力強さは感じるのでこの記事のタイトルも「程よくパワフルで」としておきました。
パワフルなのかパワフルじゃないのか、はっきりしない微妙な表現ですみません…
個人的には、程よく力強いサウンドで聴き疲れせず、長時間でもイヤホンを付けていられるのがポイントだと思います。
聴き疲れしないというのはAirPodsと同様ですね。
Appleとしてはどちらかというとワイヤレスヘッドセットを長時間装着してもらうような方向に舵を切っている気がしますね。
日常でずっと付けていられて音楽もそれなりに楽しめるワイヤレスイヤホンとしてPowerbeats Proは価値があるかと思います。
不満点・気になったとこ
久しぶりに購入したApple関連の商品ということもあり余りネガティブな内容は書きたくないのが本心ですが、どうしても気になってしまう点が2点あるので書かせてください。
やはりケースがあまりにも大きすぎ、重すぎ
イヤホン本体の大きさもあるのでしょうがない部分もあるのでしょうが、やはりケースのサイズ感がアホみたいに大きすぎ、重すぎです。
コンパクトなAirPodsと比べるとこの大きさは許容しがたいです。
横から見たときの厚みもこれだけ違います。
単純にケースの容積はAirPodsケースの倍以上の大きさがあります。
重さもAirPodsケースが約50gなのに対してPowerbeats Proは130gもあります。

正直、携帯性は最悪です。
スリムなズボンのポケットには収まりが悪いと思います。
バッグに入れて持ち運ぶのが良いでしょう。
音量を上げたくなるが、音漏れが気になる
小音量だとややパンチに欠ける平面的な音作りですし、音量を上げてやった方がPowerbeats Proの臨場感・没入感を活かせるかと思います。
ということで、ついついボリュームを上げてしまいたくなるのですが、音漏れがけっこう気になります。
カナル型イヤホンといえば遮音性が高くて音漏れが少ないのもメリットの1つですが、Powerbeats Proは意外と漏れるみたいです。
iPhoneで音楽を再生したとして、だいたいボリュームを70%以上に上げると音漏れし始めます。
これ電車の中や公共の場所では要注意です。
ボリュームを50%くらいにすると音漏れはしなくなるのですが、今度はサウンドがしょぼしょぼに。
小音量だとAirPodsで聴くのと大して変わらない音になってしまうので悩みどころです。
もちろん遮音性はオープンエアー型のAirPodsよりも高いですが、カナル型イヤホンの中では高くないということです。
カナル型だと装着すると周囲の音が全く聴こえないというものもありますから。
Powerbeats Proはほどほどな遮音性な分、外出先でも安全に使えるというメリットもあります。
Powerbeats Proをアップルストアで見る
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Powerbeats Proの僕の評価
ちょっと辛口に星3.5。
良い商品なのですが、個人的にちょっと期待はずれな音質だったこと。
その音質に対してやや高めの値付けだったことが響いています。
あとやはりケースがデカすぎる。
Powerbeats Proのよかったとこ
- スタイリッシュなデザインでかっこいい
- カナル型イヤホンならではの没入感・臨場感
- 聴き疲れしない程よくパワフルな音
- 着用感の良さ、安定感
- イヤホンだけで最長9時間のバッテリー持ち
- H1チップ搭載でデバイスとの連携がスムーズ
- ゲームなどをプレイした時も遅延がほとんどない
Powerbeats Proのよくなかったとこ
- ケースがデカ過ぎ、重すぎて携帯性が×
- 同価格帯にもっと音質の良いイヤホンもある
- 意外と音漏れするので注意が必要
- 充電が相変わらずLightning経由
Powerbeats Proレビュー総括
前評判が高く、非常に注目していたPowerbeats Proですが、AirPodsほど万人ウケするかというと微妙なところです。
カナル型でイヤーフックの付いたデザインも好みが分かれそうです。
携帯性もよくないので、使い勝手が悪く感じる人は多そうですね。
音質に関しても24,800円 (税別)というお金を出せるなら、他にも選択肢はありますしね。
ただ、個人的にはAirPodsの別バージョンとして持っておいて損はないかなと思っています。
程よく力強い音質で音楽が楽しめて、聴き疲れせずにずっと着用していられる。
遮音性も低くて周りの音も聞こえるので、日常生活でも常用できるイヤホンというのは探すと意外とないので。
また使い込むことで評価も変わってくるかもしれないので、しばらく使ってみます。
それでは「Powerbeats Pro レビュー:大注目のカナル型ワイヤレスイヤホン【Apple H1チップ搭載】」でした!
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